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2008年6月 3日 (火)

ミャンマーのサイクロン被害について(1)

東京もいよいよ梅雨の季節となりましたが、例年に比べて、特に昨年に比べて20日も早い梅雨入りで、やれやれって感じですね。雨といえば、ミャンマーのサイクロン被害です。今からちょうど一ヶ月前(5月2日)に起きたこの災害は、先週まで述べました中国の地震よりも、情報が殆どない関係で、わかりにくくなっていますよね。ですから当然、新聞やテレビで取り上げられる量も中国の地震よりも明らかに少ないわけで・・・ここで例えばテレビの場合、映像・・・これを業界では「素材」と言うようですが・・・このいわゆる「素材」がないと、なかなか報道しづらいとのことで、結局、中国の大地震の映像と比較して、どうしても取り上げられにくくなってしまうようです。

さらに、皆さんもよくご存知のように、ミャンマーの軍事政権が外国からの支援要請を制限していた関係で、外国のメディアが入りにくくなって情報が伝わりにくい状況であったわけで、最近になってようやく国際社会の非難に答える形で援助を受け入れたようですよね。でもこの援助の内容にしたって、私達の耳に入ってくる情報は呆れるものばかりです。そのうち一番、問題なのは、援助物資が本当に困っている人々のところに行き渡っていないという点です。毎日新聞によりますと「緊急援助が必要な被災者240万人のうち、援助が届いたのは4割強(国連)」とのことで、要するに横流しがメチャクチャな規模で行われているということでしょうか?こうなると、援助する国にしてみても、本当に届いているかどうかわからないなかで、援助をしていいものかどうか、躊躇してしまうわけで、それが、また新たな悲劇を呼ぶといった悪循環に陥ってしまうのです。

ここで皆さん、支援という言葉について、一度、考えてみませんか?というのは、以前、インドネシアを襲った大津波の場合を考えてみますと、その時、日本政府は相当な額の緊急支援を行ったのですが、実は、調べてみますと、その大部分が復興支援に使われてしまって・・・何のことかと言いますと、支援という言葉には大きく2つの意味があって、一つは緊急支援、そしてもう一つが復興支援と言うのです。要するに、本来、私達が考えている支援というのは、被災者に対して、すぐに役立ててもらいたいものを指すじゃないですか???例えば、水、食料、医薬品、テント等々です。これを緊急支援というのですが、もう一つ、復興支援というのがあって、要するに道路工事などがそれにあたるわけです。

私は当時、インドネシアの大津波で日本政府が支援した費用について、その使い道を相当、調べましたが、私達が考えていたものとは全く違う用途に使おうとしていたので、だいぶ、国会でやりあいました。

今回、ミャンマー政府は、被災者の緊急支援ではなくて、復興支援を要求しているわけで、まだまだ緊急支援をしなければならないと考えている諸外国と対立しています。これってどういうことかというと、ミャンマー政府が主張するのは、もう水とかテントとか食料は足りているから、橋とか道路とかに使う金が欲しいということなのです。でももし、本当に足りていると主張するならば、実際、現地を見せてもらうことが必要ですよね。まだまだ苦しんでいる人たちがいるのにもかかわらず、それを放っておいて、現金をくれというのであるならば、トンデモないことです。この続きはまた来週。

2008 06 03 04:30 午後 [日記・コラム・つぶやき, 経済・政治・国際] |

 
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