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2007年10月 2日 (火)

テロ特措法ってナニ(6)

先週に引き続き「集団的自衛権」についてお話したいと思います。最初に述べましたとおり、この権利は「友達がやられているときに、自分はやられていなくても一緒に守ってあげる権利」だと言いました。これに対して日本政府はこの集団的自衛権について「権利としては世界的に認められているが、日本がこの権利を使うことはできない」という立場を取っているのです。それは結局「友達・・・この場合、同盟国となるわけですが、その同盟国の戦争行為に日本も一緒に参加して戦争することになるからだ」という論理なのです。ただ、先週も述べましたとおり、この友達にもいろいろな種類がいるでしょうし、あるいは単純にやられると言っても、いろいろなパターンがあると思います。

たとえば今、結構、話題に上っているミサイルの場合を考えてみましょう。皆さんはミサイル防衛というのを聞いたことがあると思います。これは何かというと、要するに、日本を標的にしたミサイルが飛んできた場合、それを空中で打ち落としてしまうというシステムです。スゴイですよね。本当に落とせるのか???という疑問もあるのですが(笑)、まぁともかく、この詳しいシステムについてはいずれまた説明したいとは思いますが、ちょっとだけ単純に説明しますと・・・つまり日本に飛んでくるミサイルを打ち落とす為には発射されたミサイルがどのような軌跡・・・放物線を描いて飛んでくるのかわからないとダメですよね。そうなんですよ!このシステムはそれがわかるのですよ。そしてその予想される軌跡に向かって迎撃ミサイルを発射するということなのです。ということは、もちろん日本の上空を飛び越えて他国に飛んで行くミサイルも軌跡がわかり・・・最終的にはどこに落ちるか・・・着弾点もわかるわけです。

では、どこかの国が・・・この場合、どこだかわかりますよね(笑)・・・アメリカの西海岸の軍事基地に向けて日本を飛び越えてミサイルを発射したと仮定します。ところがです!発射したミサイルがオンボロで、標的がずれて、軍事基地の脇の幼稚園に着弾してしまうことがわかった・・・日本はミサイル防衛システムで、この幼稚園に落ちるミサイルを物理的に未然に迎撃ミサイルで破壊することができたと仮定した場合、打ち落とさなくていいのですか???という問題もあるのです。

実は、この問題、私が国会の外交防衛委員会で実際、質問した内容です。その当時の防衛庁長官は「この場合、集団的自衛権の行使となるので、仮に日本はそのミサイルがアメリカの幼稚園に落ちることがわかっていても打ち落とすことはできません」という内容の答弁でした。

ウーン、悩ましくないですか?私は基本的に他国と一緒に戦争をする可能性のある集団的自衛権には反対の立場ですが・・・本当にこの権利が、鉄砲の時代からミサイルの時代になった現代社会において、そのまま同じ概念で通用するのか?という疑問もあるのです。これについて、安倍政権の時に政府は、集団的自衛権の行使について検討をする懇談会を立ち上げたのですが、この懇談会についてはちょっと私としても意見があるのです。私自身はもっと別な意味での、たとえば人間の安全保障といいましょうか、それとも「物騒なものはダメ!」というようなもっと違う概念も必要ではないのかという気持ちがあるのです。この問題については、本当にクドイと怒られるかもしれませんが、あと一週間、お付き合いください。

2007 10 02 06:00 午後 |

 
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