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2007年9月11日 (火)

テロ特措法ってナニ(3)

昨日(9月10日)に臨時国会が開会しましたが、もう皆さんもよくご存知の通り、今国会の最大の焦点はこの「テロ特措法」の扱い方ではないかとのことですよね。先週もお話した通りこの法律は、今からちょうど6年前の平成13年に起きた同時多発テロが発端となっております。

ちなみにアメリカは、この9.11からの対応は目まぐるしかったのです。まず翌12日には、全世界のアメリカ軍の基地の警戒レベルを最高にして、ブッシュ大統領は「敵を打ち負かす」と宣言してます。そして15日には「犯人はビン・ラディンと特定した」とし、10月7日には、とうとう軍事作戦を始めたわけです。

ここまでは皆さんもよくご存知の通りですが、ここでちょっと、その頃の国際社会の動きについて説明しましょう。まず、9.11の翌日の12日、すぐに国連の安保理で決議第1368号を採択したのです。この内容はちょっと読みにくいと思いますが、我慢して読んでみてください。「今回のテロ攻撃を国際の平和と安全に対する脅威と認定、テロ攻撃に対応するため、国連憲章上の安保理の責務に従い、あらゆる必要な措置をとる用意がある」というものです。フムフム・・・確かに読みにくいものの、理解できない内容ではありませんよね。

ただ、では実際、何を意味するのかというと・・・難しい内容となるのです。そうなんですよ!この内容をどう取るかということでいろいろ議論が出てきているのです。是非、皆さんもこの決議「1368」という数字を記憶しておいてください。。。とは言っても「そんな数字!自分の恋人の誕生日でさえ必死で覚えているのに、知るか!」といわれても仕方ないですよね(笑)。実際、国会の答弁でさえ大臣が国連決議「1368」と「1386」を間違っているのでは???といったことも実際、起きているのです。事実、決議「1386号」も、テロ特措法においては大切な決議なのですが、これを説明すると長くなりますので、そのうち時間があれば説明します。

ともかく政府は、この「1368」決議をこう解釈しています。議事録から出しますね。「・・・この決議は、今般のテロに対応して米国等が個別的または集団的自衛権を行使し得ることを確認したもの」と答えているのです。またまた解りにくい感じ!・・・スイマセン。特にここで出てくる「個別的自衛権」とか「集団的自衛権」って一体なんじゃ?と思いませんか?まぁ、それについては、今度、出来るだけ早い機会に説明したいと思いますが、要するに、この決議「1368」を基盤としてアメリカがアフガニスタンのタリバン政権を攻撃したのだという解釈なのです。

ところが、民主党はこの解釈に対し違うよ!と主張しているのです。この決議は「一般的な内容でアフガニスタンにおける米国の行動を国連がオーソライズしたものではない」との立場を取っているのです。つまりこの決議「1368」はアメリカの攻撃に対してお墨付きを与えたものではないということなのです。ですから、この部分の解釈は与野党が真っ向から対決している部分なのです。

では、日本の海上自衛隊は一体、この法律に基づいて一体、何をしているのでしょうか?
もちろん自衛隊がアメリカ軍と一緒になってアフガニスタンを攻撃しているわけではありません。その続きはまた来週。

2007 09 11 05:26 午後 [経済・政治・国際] |

 
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