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2007年9月25日 (火)
テロ特措法ってナニ(5)
いよいよ安倍総理の後継に福田氏が自民党の新総裁に選出され、今日(9月25日)総理に指名される予定との報道です。しかし皆さん、今回は、ご存知のように参議院が与野党逆転という状態のなか、今日、開かれる参議院本会議では総理として福田氏が指名されるわけではなく、民主党の代表である小沢一郎氏が指名されることになるのです。今までとは違って、すんなりと総理が福田氏にすぐ決定!というわけではないことが、今の政治情勢なのです。
ところで福田氏も記者会見でテロ特措法について言及しているように、この問題、とても重要です。まぁ、ですから皆さんにくどいくらいキチンと説明していることを是非、ご理解ください。
さてさて先週「個別的自衛権」について説明しましたが、いよいよ佳境の「集団的自衛権」について説明しましょう。先週の最後に、この権利は簡単に言えば「友達がやられているときに、自分がやられていなくても一緒に守ってあげる権利」だと述べました。このように単純に考えれば「当然だ!」と声が上がりそうです。そうなんですよ!実はこの権利、国連憲章でも「固有の権利」として認められているわけです。ところがです。日本政府の解釈では「行使は出来ない」となっているのです。そうです!ここがポイントです。つまり「友達がやられているとき」ということは、一般的に考えると、日本ではなくて海外・・・つまり相手国内でやられているわけで、そこまで日本が出かけていくというのは、自衛隊の海外派遣につながるという意味で、ちょっとムリじゃない?ということなのです。
ただ、国連憲章で認められている「集団的自衛権」を日本が行使できないのは変だ!という意見があることは確かです。では、ここで、そもそもの議論をしなければなりません。たとえば「友達が誰かに殴られた」とします。その場合、知らんぷりしていいのか?という議論となるわけで、この「知らんぷり」は確かによくありません。しかし、だからといって一緒になって殴った相手をボコボコにするまで逆に殴りつけるのがいいのかというのも議論の余地があると思います。ましてや殴った相手が隠れている場所に、まったく罪の無い女性や子どもがいる場合、銃どころかミサイルまで持ってきて徹底的に打ちのめすのがいいのでしょうか?ということなのです。
要するに「友達を助けるのは当然だ」ということを言われれば、誰もが「そうだ」ということになるでしょう。しかしもし皆さんが東京にいるとして、友人から夜中に電話で「今、福岡の中洲のバーで殴られたんで、これからミサイルで奴の家を攻撃するからすぐに来い」といわれたら「ハイハイ、すぐに行きま~す。だって友達だも~ん」ってなりますか?「オイオイ、どうなっているんだ」とまずは尋ねますよね。ましてその友人がとても喧嘩っ早い友人だとしたら・・・です。ここまで述べるといろいろなご意見も出てくると思いますが、来週も続けますので、最後まで読んでからご意見を送ってくださいね。ではまた来週。
2007 09 25 07:21 午後 [経済・政治・国際] |
